
タトゥーやピアス、脱毛施術の痛みをやわらげる目的で人気の「TKTX麻酔クリーム」。
特に高濃度タイプ(55%〜100%)は即効性と持続力に優れていますが、使い方を誤ると肌トラブルや副作用が起こることもあります。
今回は、実際に報告されている副作用と、安全に使用するためのポイントを詳しくご紹介します。
1. 主な副作用について
TKTX麻酔クリームの有効成分は、リドカイン(Lidocaine) や プリロカイン(Prilocaine) などの局所麻酔薬です。
これらは医療現場でも使用される安全性の高い成分ですが、体質や使用量によっては以下のような副作用が起こる可能性があります。
• 皮膚の赤み・かゆみ・ヒリつき
• 一時的な腫れや熱感
• 乾燥や軽度の皮むけ
• ごくまれに、しびれが長時間残る
• アレルギー体質の方は発疹や発赤が出ることも
多くの場合は軽度で一時的な症状ですが、異常を感じたらすぐに使用を中止し、クリームを洗い流しましょう。
2. 副作用が出やすいケース
以下のような場合は、副作用が出やすくなる傾向があります。
• 長時間(1時間以上)密閉して放置した
• 傷や炎症のある部分に塗った
• 使用量が多すぎた(厚塗りしすぎ)
• 敏感肌・乾燥肌の方
• 他の麻酔剤やスキンケアと併用した
麻酔成分は皮膚から吸収されるため、広範囲に塗りすぎると体に負担がかかることも。
特に顔全体や大きな面積に使う場合は、少量ずつ様子を見ながら塗るのが安全です。
3. 安全に使用するためのポイント
副作用を防ぐためには、以下の点を意識して使用しましょう。
1. 使用前にパッチテストを行う(腕の内側に少量塗って様子を見る)
2. 塗布後は30〜45分を目安に、長時間放置しない
3. 傷やニキビのある部分は避ける
4. 使用後はきれいに洗い流し、保湿を行う
5. 1日に複数回使用しない
これらを守るだけで、肌トラブルのリスクは大幅に減らせます。
4. 使用後の肌ケアも大切
麻酔クリームを使用した後は、皮膚のバリア機能が一時的に弱まっています。
そのため、施術後は低刺激の保湿クリームやワセリンでしっかり保湿することが重要です。
乾燥や炎症を防ぐことで、施術部分の治りも早くなります。
まとめ
TKTX麻酔クリームは正しく使えば非常に便利で効果的なアイテムです。
しかし、「強く効かせたい」と思って塗りすぎたり放置しすぎたりすると、副作用が起こるリスクが高まります。
使用前の準備・適切な塗布量・時間管理を意識すれば、安全に快適な施術をサポートしてくれるでしょう。